
臨床遺伝子医療学 教授
平沢 晃
せとうち臨床遺伝研究会は、令和元(2019)年6月に設立致しました。
本研究会の前身であります岡山臨床遺伝カンファレンスは、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科病態制御科学専攻腫瘍制御学講座(臨床遺伝子医療学分野)が主催し、地域の臨床遺伝に関わる医療者とともに「遺伝医学の専門家の育成と地域の遺伝医療の充実に貢献すること」、「臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラー等の遺伝医療関連資格の取得に向けた研修事業」を目的として、月に1回程度開催しておりました。
近年のゲノム医療の急速な普及において、遺伝医療に携わる人材育成と情報共有は非常に重要になっております。そのような情勢の中令和2(2020)年2月に第1回研究会を開催し、令和3(2021) 年の特定非営利活動法人化を経て、遺伝医学・ゲノム医療の専門家の育成と地域の遺伝子診療の充実に貢献し、臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーなどの遺伝医療関係資格の取得に向けた研修事業を目的とし、毎年「せとうち臨床遺伝研究会」を開催するとともに、関連する人材育成事業等のサポートを行っています。さらに、遺伝医療を受ける児童・生徒・学生を含む市民や当事者を対象に遺伝教育や社会人啓発を行い、地域社会に貢献することを目標にしています。